Calm breathing
独学ピアノの記録
辻井伸行 音楽と絵画コンサートに行ってきた
2017年11月30日 (木) 11:13 | 編集
辻井さんのコンサートに行ってきましたよ。割と近くであったもので。

まず、客層。
かなり中高年の女性が多かった。音楽関係じゃない一般の人が多い印象。聴こえてくる会話でそう思った。

第一部が辻井さん自作曲。そしてその曲についての説明を自分で語られる。自然な口調だ。
美の巨人たち オープニング・テーマに始まったが、その音の柔らかさに驚いた。こんな音がするのか!と。ホールの音響と合わさって、とても心地いい。
ピアノ演奏と共に絵画がスクリーンで映されるけれども、絵画なしでも情景が浮かんでくる。絵画もそれ自体は素晴らしいものなんだけれど、絵画はなしでもいいんじゃないか?と正直思った。
流れてくる音は、音楽そのもの!天才の奏でる、そのものなんだけれども、包み込むようで、もっともっと音楽が好きになる。そんな演奏だった。
だいたい、上手すぎる人の演奏とか聴いたら、「あー、こんな上手い人が弾いているなら、自分弾かなくてもいいや」と思うことだってありそうなもんだけれども、そうではない。全てを肯定するかのようなこの音は何だろう?そう思わせられた。
特に良かったのが、「ロックフェラーの天使の羽」、それから「風の家」。とにかく、美しい情景が浮かびました。
第二部はクラシックの名曲
ドビュッシーのアラベスク・夢・月の光
実は、ドビュッシーはなんかつかみどころがなくて苦手なんだけれども、辻井さんの柔らかい音に溶け込んで抵抗無く聴けた。
じゃあ、似て非なるラヴェルの、亡き王女のためのパヴァーヌと水の戯れはどうなるのか?と思ったけれど、これが、右手の音と左手の音が、全く違う生き方をしていて、風景が立体的に浮かんでくる!すごい!
次に、ショパンのバラ1・英雄ポロネーズ
ショパンも実はあまり好きじゃないんだが、抵抗無く聴けた。特に、英雄ポロネーズは何度も聴きたくなるような演奏だった。多彩な色彩を持つ、辻井さんの世界観で音楽が展開されているので飽きが来ない。
アンコールは、別れの曲、それでも生きていく(辻井さん作曲)、革命

なんだか、時間がたつのがあっという間だった。仕事でかなり疲れていたのに、集中して聴けた。
ただ、最後の革命は、なんだか慌てて弾いたように聴こえてしまったのが残念だったけれど、本当に行って良かったコンサートでした!
辻井さんの自作曲は特に、美しい世界だなあと、涙腺は全くゆるくないのに泣けました。

ピアノというものがもっともっと好きになりました。無限の可能性を感じました。




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コメント
この記事へのコメント
辻井さんのコンサートに行かれたのですか!いいですね~(^^

自作曲集のCDと楽譜持ってますよ。曲のレベルは上級となっていますが… ( ´Д`)

自作曲は、テクニックはもちろんのこと、暖かみと豊かな世界観を感じさせる曲なのですよねー
「ロックフェラーの天使の羽」はすごく素敵な曲で、いつか弾けるようになりたいと思ってはいます。
ちなみにこの曲はたしか辻井さんが小学生の時に作曲したのだとか。天才ですね (;゚Д゚)

2017/12/01(金) 14:03 | URL | けもネコ #mQop/nM.[編集]
おぉ、辻井さんの生演奏聴きましたか!!

ちょうど最近、この方のショパン音源を聴いて、ぶったまげたところです。笑
凄い世界の持ち主ですな( ;´Д`)
全てを肯定、ってよく分かります。

人気もあるから混みそうだけど、私もそのうち生で聴いてみたいです。
2017/12/01(金) 21:28 | URL | モル作 #-[編集]
けもネコさん
> 辻井さんのコンサートに行かれたのですか!いいですね~(^^
>
> 自作曲集のCDと楽譜持ってますよ。曲のレベルは上級となっていますが… ( ´Д`)

けもさん、辻井さんのCDを聴いたという記事があったのを記憶してました。

> 自作曲は、テクニックはもちろんのこと、暖かみと豊かな世界観を感じさせる曲なのですよねー

そうですね!実際に聴くと、ホールが暖かく柔らかい音に包まれていて感動しました。

> 「ロックフェラーの天使の羽」はすごく素敵な曲で、いつか弾けるようになりたいと思ってはいます。

けもさんに似合うような気がします!

> ちなみにこの曲はたしか辻井さんが小学生の時に作曲したのだとか。天才ですね (;゚Д゚)

天才は年齢とか関係なさそうですよね。
ショパンもモーツァルトも幼少時の作品があり、大人も十分に弾いて鑑賞できるレベルの曲ですね。
2017/12/02(土) 22:54 | URL | ゆきなぎ #-[編集]
モル作さん
> おぉ、辻井さんの生演奏聴きましたか!!
>
> ちょうど最近、この方のショパン音源を聴いて、ぶったまげたところです。笑
> 凄い世界の持ち主ですな( ;´Д`)
> 全てを肯定、ってよく分かります。

思えば、あのときのクライヴァーンは辻井さんとハオチェンと、すごくレヴェル高かったんだな~と思います。
辻井さんの音は、聴いていて幸せになれました。

> 人気もあるから混みそうだけど、私もそのうち生で聴いてみたいです。

そうですね、あれだけ一般の人がいた(という休憩時に聴こえてきた会話の印象だった)ら、チケット購入も難しいかもしれないですね。実際、自分も抽選で当たった状態でした。
2017/12/02(土) 23:04 | URL | ゆきなぎ #-[編集]
フランスものが好きです!
ドビュッシーにラヴェルにショパン、辻井さんはおフランスがお好きなんでしょうか?(^^♪彼の自作曲、「題名のない音楽会」で聴いたことがありますが、どこかおフランスっぽい感じがしたことを覚えています。(たまたまかもしれません)

それにしても辻井さんのコンサートをナマで、とはプラチナチケットですね。私はあまりピアノのコンサートには行かないのですが、辻井さんのピアノは興味があります。ドビュッシーとラヴェルにもメチャクチャ興味があります。ショパンはあまり好きじゃないのは一緒です(笑)
2017/12/03(日) 09:52 | URL | 大竹真人 #-[編集]
大竹真人さん
> ドビュッシーにラヴェルにショパン、辻井さんはおフランスがお好きなんでしょうか?(^^♪彼の自作曲、「題名のない音楽会」で聴いたことがありますが、どこかおフランスっぽい感じがしたことを覚えています。(たまたまかもしれません)

そうかもしれないですね。通常は好きなものがレパートリになると思いますから。
そういや、古典派とバロックはなかったです。

> それにしても辻井さんのコンサートをナマで、とはプラチナチケットですね。私はあまりピアノのコンサートには行かないのですが、辻井さんのピアノは興味があります。ドビュッシーとラヴェルにもメチャクチャ興味があります。ショパンはあまり好きじゃないのは一緒です(笑)

大竹さんは主に近現代が好きなようですね。あと、バロックも。
しかし、やっぱりコンサートはいいですね~!ユーチューブで聴く以上に音響がいいのは当然ですが、会場全体が音に包まれて伝わり方が違いますね。
2017/12/04(月) 23:29 | URL | ゆきなぎ #-[編集]
おお〜素晴らしい時間を過ごされましたね。羨ましいです!辻井さんのCDは何枚も聴きましたが、そしてそれを通しても暖かくピュアな音色はしっかり感じ取れましたが、やっぱりホールの音響に包まれて、演奏者と聴衆がリアルで同じひとときを共有する幸福感は、CDでは決して味わえないものですよね〜

>かなり中高年の女性が多かった。音楽関係じゃない一般の人が多い印象。聴こえてくる会話でそう思った。
⇨ああ〜わかりますわかります!笑 なんだか様子が目(&耳)に浮かびます。でも曲目的にも一般にも馴染み深いものが多いようなので、きっとおばさまたちも満足されたことでしょう♪
2017/12/05(火) 08:19 | URL | 私はタワシ #5eVrhZok[編集]
タワシさん
> おお〜素晴らしい時間を過ごされましたね。羨ましいです!辻井さんのCDは何枚も聴きましたが、そしてそれを通しても暖かくピュアな音色はしっかり感じ取れましたが、やっぱりホールの音響に包まれて、演奏者と聴衆がリアルで同じひとときを共有する幸福感は、CDでは決して味わえないものですよね〜

辻井さんのCD,何枚も聴かれてたんですね!
CDでも十分伝わってきますが、コンサートはよりダイレクトですね。

> >かなり中高年の女性が多かった。音楽関係じゃない一般の人が多い印象。聴こえてくる会話でそう思った。
> ⇨ああ〜わかりますわかります!笑 なんだか様子が目(&耳)に浮かびます。でも曲目的にも一般にも馴染み深いものが多いようなので、きっとおばさまたちも満足されたことでしょう♪

辻井さんは、やはり一般認知度が高いですね。ピアニストでこれだけ一般認知が高いということは少ないように思います。
中高年の女性ウケは予想できる感じですか笑
英雄ポロネーズを弾き終わった後は、周囲から「すごい」とか、ため息が聴こえました笑
途中休憩も、終わった後も、CDの売れ行きがすごかったですね。
アマゾンでポチればいいし、と思いながら通り過ぎましたが笑
2017/12/06(水) 10:42 | URL | ゆきなぎ #-[編集]
ゆきなぎさんの描写がほんとすばらしい!さすがの文章力!

>右手の音と左手の音が、全く違う生き方をしていて、風景が立体的に浮かんでくる!すごい!

手の生き方!この表現!

>だいたい、上手すぎる人の演奏とか聴いたら、「あー、こんな上手い人が弾いているなら、自分弾かなくてもいいや」と思うことだってありそうなもんだけれども、そうではない。全てを肯定するかのようなこの音は何だろう?そう思わせられた。

ほんと、ガチ勢を目の前にすると、「あーもーこの世に自分の仕事なんて残ってないわー・・・orz」って感じで、完全に出来上がった世界は素人に「去れ」と迫ってくるような気がして凹んだりするんですがw、そうですか。「すべてを肯定するかのような音」、、いいですねぇ。やっぱり本物は単なる「ドヤッ」にとどまらず、ちゃんと人格が伴ってるんですね。辻井さんさすがですわぁ。。

絵画っていうのは、まさか辻井さんの手になるものですか?いや、でも彼はお目が・・。誰か画家さんとのコラボとかですかね?それとも古典名画だとしたら、誰のチョイスによるものなのか、そこらへん気になりました!
2017/12/14(木) 02:09 | URL | くだダヰナ #-[編集]
くだダヰナさん
> ゆきなぎさんの描写がほんとすばらしい!さすがの文章力!
>
> >右手の音と左手の音が、全く違う生き方をしていて、風景が立体的に浮かんでくる!すごい!
>
> 手の生き方!この表現!

自分の感覚で書いているので、めずらしい表現なのか、他者から見てどうかなど、自己感覚では分からないというのが正直なところですが、文章そのものに注目するというくださんの視点が面白いし、そのように思ってもらえるのはありがたいです。

> >だいたい、上手すぎる人の演奏とか聴いたら、「あー、こんな上手い人が弾いているなら、自分弾かなくてもいいや」と思うことだってありそうなもんだけれども、そうではない。全てを肯定するかのようなこの音は何だろう?そう思わせられた。
>
> ほんと、ガチ勢を目の前にすると、「あーもーこの世に自分の仕事なんて残ってないわー・・・orz」って感じで、完全に出来上がった世界は素人に「去れ」と迫ってくるような気がして凹んだりするんですがw、そうですか。「すべてを肯定するかのような音」、、いいですねぇ。やっぱり本物は単なる「ドヤッ」にとどまらず、ちゃんと人格が伴ってるんですね。辻井さんさすがですわぁ。。

天才というのはむしろ、そういうものかもしれませんね。

> 絵画っていうのは、まさか辻井さんの手になるものですか?いや、でも彼はお目が・・。誰か画家さんとのコラボとかですかね?それとも古典名画だとしたら、誰のチョイスによるものなのか、そこらへん気になりました!

はい、古典名画ですね。パンのCMで有名なあの絵とかも出てきましたよ。
誰のチョイスでしょうね、それまではわかりませんでしたが、辻井さんとこういう情景の絵でどうか?という打ち合わせはしているんじゃないかなあ?と思いました。
2017/12/15(金) 23:18 | URL | ゆきなぎ #-[編集]
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