Calm breathing
独学ピアノの記録
モーツァルト、ここにいたんだね!! ハオチェン・チャンの絶品演奏!
2017年05月31日 (水) 12:43 | 編集

モーツァルトが好きだ。このサイトだって元々はモーツァルトを弾こうとして作ったサイトだった。しかし、僕は未だかつて、完全に満足するモーツァルトの演奏に出会ったことがなかった。プロの演奏を聴くときは、厳しい、いやワガママな耳で聴いてしまう。この人のCDを買うか否かという判断で聴くからかもしれない。まあ、そんなわけで、自分は全く満足に弾けないことは棚に上げて、あらゆるプロの演奏に文句垂れていたのだった。

僕にとってモーツァルトは、哀愁漂うメロディーラインが現れても、決して感傷的にはならない。ただ、澄んだ音が静かにたたずむ。だけど、いや、だからこそ、そこに一抹の寂しさ・素の寂しさとかなしみが残っていく。この世のものでは彼は満足しなかったのではないか?そう思わせられる。そのメロディーラインは明るく面白く素直で飾りけなく、音楽に触れる楽しさとユーモアあふれているのだが、その反面が垣間見えるときがある。美しすぎる澄み切った音が生み出す影、というか。

僕はモーツァルトをそのように思っているのだが、そんなモーツァルトをハオチェンが表現してくれていた。恐ろしく美しく、美しすぎて哀しくなる音・・・
これぞモーツァルト!モーツァルトがここにいる!
これ弾いているのはモーツァルトではないのか?
画面を見なかったら、あの髪の毛クルクルの肖像画の人物が弾いているシーンが脳裏に浮かぶ。

ハオチェン・チャン。彼のことは、元々知ってはいた。ヴァン・クライバーンで辻井伸行さんと同時に優勝した人だ。その時に少し聴いて、クリスタルのようなクリアで美しい音色がかなり好みと思ったが、当時、ピアノを始めたばかりだったこともあり、知らない曲ばかりで、理解が追いついてなかった。ただ、この人がショパンのノクターンやワルツを弾いてくれたら、食傷気味のショパンの短調ノクターンや短調ワルツも好きになれそうだと思ったに過ぎなかった。その頃、ブロ友さんが、ちょうとハオチェンのコンサートに行って素晴らしかったという記事を書いていて(その方も、厳しい耳を持っておられた)、アンコールがノクターン20番で非常に素晴らしかったというからうらやましかった。

それから数年。今になって、ハオチェンの演奏を聴いてみた。
クライバーンの美しすぎるラヴェル。これぞラヴェル!にわかラヴェル好きがいうのもなんだがそう思った。


こうして聴いていると、綺麗な音を要求される曲が得意なのかと思いきや、
どんどん盛り上がっていく、割れそうなfffのど迫力ベートーベン。ベートーベンが天国で笑っている、そんな気がした。


その他、色んな曲を聴いたが、もし、作曲家たちが生きていたら、こう弾いて欲しかったんじゃないか、と思わせられるものばかりだった。バロック~近現代まで、時代も様式も国も全く違う作曲家の曲だというのに、完璧にコントロールして弾きこなしているのだ。
大概の奏者は、聴いていると、この作曲家の演奏はいいけれど、この作曲家のはイマイチ合ってないような、と思うのだが、彼にはそれがほとんどないと思った。

しかし、ハオチェンはイマイチ知名度が低いようだ。コメント欄では、「今まで聴いた中で一番の演奏だけれど、誰?」というのが見られたりした。なぜ彼の知名度が低いかはいくつか理由がある。

ハオチェンは、すさまじい技術の持ち主で、超絶技巧が楽に弾ける技術を持っている。楽に弾きすぎて、聴いていると簡単な曲に聴こえてしまうくらいだ。どっかのブログで、「もう少し難しそうに弾けばいいのに」、と書いてあったのには笑ってしまった。確かに、そんな技巧を持っているなら、バリバリの超絶技巧曲を(難しそうにアピールしながら笑)弾いたほうがインパクトがあるだろう。
それから、コンサート等やCDでの演奏曲目。古今東西の曲を完璧に、表現力豊かに弾きこなせるのなら、人気のある色んな曲をジャンジャン弾いたほうが人気が出るだろう。通常、得意とする作曲家やスタイルがプロにでもあるというのに、彼は、全ての作曲家を弾きこなすといっても過言ではないのだから。
しかし、初のCDのコンセプトも、「自分の人生を振り返って内省してみた」的なもので、確かに味わい深い選曲(シューマンの子供の情景にはじまる)と思ったので、そういうの大好きな僕はCDを買ったけれど、これは一般にはウケないんじゃないかと思った。若いのにやっていることがジジくさ・・・いや、地味なのである笑
ユーチューブのコメント欄での、「彼はもっと知られるべき、なぜ知名度が低いのか」というコメントに対し、「彼は控えめで内省的な人間で、評判を気にしない。ただ、より良い人間になることだけを考えている。」というレスがついていたが、そうなのだろうなと思う。
また、だからこそ僕は、ハオチェンの演奏にひかれたのかもしれない。
もっと、多くの演奏を聴きたいから、有名になってたくさんCD出して欲しいのはヤマヤマであるが。

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バッハ シンフォニア2番 完成音源
2017年05月20日 (土) 14:23 | 編集

ハ短調のこの曲は、セピア色の宮殿を思い浮かべる曲でした。

この曲は、全体のバランスが難しかったです。全体的なことでは、スケールの部分でつい速くなってしまうので、どんどんテンポが上がっていかないように注意しました。また、深い物入たっぷりで弾いてはならないと書いてありますが、確かに、それをやってしまったらバロックに聴こえない。まあ、普通に弾いてれば深い物入たっぷりとまではならないにしても、むしろ距離をとって落ち着いて弾くくらいで丁度いい(永遠の豊穣も同時に練習しているが、そのノリのまま弾かない笑)ように思いました。

部分的なことでは、保持音を押しながらの3と5や4と5でのトリルがあったけれど、以前は別の曲で絶対に出来ないと何年か前に思った、2で保持音押しながら4と5でのトリル(ラストから3小節目)が出来るようになっていました。やはり、ずっと続けていると技術は伸びると思いました!

この曲、田所先生のところでレベル19になっているけれど、確かに、全体のバランスという意味で、以前弾いた14番より弾きにくいと思いました。

今年の目標は、レベル20になって、ダーマの神殿で転職、なので、次は20の曲を選曲しています。その後、4期全ての上級曲(レベル21か22くらいの)を弾く、と(それは来年以降になる)。永遠の豊穣(4期に分類するならロマン派に近い)は体感レベル21くらいなのですが、まだ合格ラインに達してないですからね。

で、次の曲は、スカルラッティソナタK.10です。
こんな曲↓


それから、ドラクエ11の発売に向けて、オフィシャルスコアの竜王を練習します。
余裕あれば、モツソナK.330の1楽章も。
それと、アップする練習曲は、ツェルニー125にしぼります。
コンプリ予定の楽譜も、ミヨシ・メソードと、ロマサガ、海の日記帳にしぼってやっていきます。しぼってもかなりあるし、自分で自分に課した課題曲もあって厳しいですが、頑張ります!


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バーナム3巻・4巻とツェルニー125のパッセージ練習曲、徹底比較
2017年05月09日 (火) 20:30 | 編集
前回の記事で、間違いがありました。両者の最大小節数は同じでした(125のほうは、見開きではなかったので、短いと思い込んでました。)。本当にすみません。
それから反響もありましたので、似た性質を持つ両者を徹底比較します。
イイネ!◎ ちょっといいね○ イマイチかも△ と記号をつけます。

バーナム3・4巻
・長さ 4~32小節(3は28小節まで)
・レベル 全音で第3過程~第4過程中盤程度(当然弾くスピードで難易度は変わる)
◎洋書版は、伴奏に合わせる楽しみがある。
△曲はいかにも指錬。
◎和音の練習も出来る。4期でいう近現代まで対応。
○シャープ・フラット7個の全調スケール様の練習あり。
・オクターブを使った和音が多い(子供には不向き)。
○タイトルと棒人間は健在。
△解説が少ない(特に洋書版)。

ツェルニー125のパッセージ練習曲
・長さ 4~32小節 17曲目に32小節のがある。
・レベル 全音で第2過程後半~第4過程終了程度(当然、弾くスピードで難易度は変わるが、アレグロ表示の多さから、終盤は難易度高めと見ている)。
◎美しい曲がある(いかにも練習な曲もある)。
○主にバロック~初期ロマン対応だが、左手の動きが多いため、今までツェルニーで言われてきた欠点が薄い。
△和音練習が少ない。
◎全曲解説付き。何のための練習かを分類した表があるため、抜粋練習にも向く。
○ 異名同音調での全調対応 (よってフラット6、シャープ5まで。)
○安い。

というところですかね。
どっちも持っているから、とりあえずどっちもするつもりですが、個人的にはツェルニー125が続けやすくなってきてます。今後どう思ったかは、また弾いていきながら感想書きます。
今、バッハ・シンフォニア2番が完成前なので、それが終わったら、今後のこととか書きたいです。

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バーナムについて
2017年05月04日 (木) 10:41 | 編集

A Dozen a Day Anthology

↑こちらを買ってみました。
ミニブック、導入書、1、2の4冊セットになっていて、音源をダウンロードできるコードが入っているやつです。音源は、伴奏と演奏が入っているのですが、演奏部分をミュートにすれば、伴奏に合わせて演奏できます。これがなかなか楽しい笑 バーナムサイト専用プレイヤーも使いやすいです。
値段も4冊セットに音源付きで3千円弱というのは美味しいです。まあ、洋書なんですが、英語苦手な人でも、日本語のタイトルは検索すれば出てくるし、日本語のバーナム書もたいして解説はないから、音源欲しい人・伴奏に合わせてみたい人はこっちがお得かも。

で、3巻や4巻、もしくはバラでミニブックから2までが欲しい場合、気をつけねばならないのが、







この違いです。
まず、一番上のやつは、旧版(CD付き)です。右上の英語の部分が3行になっています。旧版のは、3巻→日本版の2巻、4巻→日本版の3巻といったように、1つずつずれています。新版は右上の英語表記が4行(2枚目以下の写真参照)です。よく確認して購入して下さい。

そして、新版についてですが、上から2番目のが楽譜のみのやつ、2番目がオーディオ・アクセスつまり、音源を聴けるコード付き。一番下のがCD付きです。購入時は右上のマークもよく確認しましょう。CDも、LRの音量調整で伴奏のみの音源として活用できるようですから、好みや環境に合わせて選べばいいということですね。

ただ、この音源、初期設定速度は基準となる速度に大概はなっていますが、1巻くらいからやたら速いのが混じっているので、それは自分で速度調整が必要です。

で、バーナム自体の感想ですが、音源も合わせて使ってみたしたが、とても素晴らしいテクニック書だと感じました。ただ、それでも、「バーナムがトップだ!」と感じるのは2巻まででした。
というのは、バーナムの素晴らしい特徴というのが、あらゆるテクニックがバランスよく含まれているというのはもちろんですが、とりわけ「短い」「イラスト(棒人間)があるのでイメージしやすい」ということで、つまり、「効率の良さ」「とっつきやすさ」があるので使いやすいということだと思います。
しかし、3巻以降は1曲が長くなる。特に4巻にもなると、見開き2ページになってしまい、バーナムの最大の欠点(効率を重んじるにあたって、そうなってしまうのは仕方のないことですが)、「曲がつまらない」が強調されてしまうことになります。つまんなくても、4小節程度なら、最初の「とっつきやすさ」で乗り切れても、2ページもあると、しりすぼみ的にげんなりしてきます。あと、オクターブがガンガン出てくるので、子供には向かないかと思います。

なので、こうなってくると、同様の性質のものを選ぶならば、ツェルニーの「125のパッセージ練習曲」の方がいいと思いました。こちらは、それなりに曲っぽいし、125全て短い。後半は、全ての調が出てくる、美しいパッセージがある、と、僕はツェルニーの中ではトップで使いやすいと思っています。
まあ、もちろん、それでもテクニック的にロマン初期くらいまでしかカバーしてないのは、ツェルニー全般に言えることで、和音の練習はバーナムに軍配があがりますが。併用するとベストかなと思いますが、どっちか選ぶならば、バーナムを2までしたら、125パッセージかなあと思いました。バーナム4もそうですが、125パッセージもツェルニー40番程度までカバーしているので(弾く速度にもよるが)、これをしっかり終えたら、かなりのテクニックがつくと思いました。

まあ、練習曲とかしなくてもいいのですが笑
今後、余裕のあるときに、125は弾いてアップしていこうと思います。記事にはしないかもだけどyoutubeに。

追記(謝罪)小節数を数えてみると、バーナム4も、125パッセージも最大小節数は同じでした。125は見開きになってなかったので少なく見えただけでした。ごめんなさい、ということと反響もありましたので次の記事にまとめます。


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