Calm breathing
独学ピアノの記録
クリスタルなセレナーデ 湯山昭
2016年09月03日 (土) 23:03 | 編集

湯山昭さんの「音の星座」という曲集から1曲。
湯山さんは「お菓子の世界」が有名ですね。「音の星座」はその姉妹品として作曲され、発売された曲集ですが、お菓子~ほど弾かれてないようです。お菓子~ほどのインパクトはないから、子供が飛びつきにくいのかもしれないと思いました。僕はお菓子はそんなに食べたくないので、弾くのは無理だなあと思いましたが、逆に星座には惹かれましたね。湯山さんの曲は、湯山節とさえ呼べるようなメロディーの中に、変わった和音が登場し、クラシックの四期(バロック・古典・ロマン・近現代)に分類するとすれば、ロマン×近現代という感じと思います。
湯山さんの曲は、大人はそんなに弾かれてないのですが、「こどものくに」「こどものせかい」などの曲集の曲を聴くと、リアルに子供の頃の感情を思い出します。童心にかえってしまうというか。

湯山さんのインタビューにこういうことが書いてありました。
「僕は子どもの頃、一人で孤独に過す時間が多かったからね。父親は僕が2歳の時に亡くなり、母親は小学校の教員をしていました。だから、学校から帰ってから夜まで一人ぼっちで、自分で遊びを考えながら、色々なことを感じていましたね。その頃の色々な記憶が、今でも全部頭に残っているんですよ。だから、タイトルを考えるのは全然難しくない。子どもの頃の自分に戻れば、すぐに思い浮かぶんです。」
「当時は戦争中だったから、男の子がピアノをやるなんて、迫害視されていました。悪ガキがレッスンの帰り道で待ち伏せをして、僕を襲ってくるんです。命がけのピアノレッスン(笑)。当時うちにはピアノがなかったので、レッスンから帰っても練習ができず、ピアノを借り歩いていましたね。」

・・・僕は、そういう経験をしたわけではありませんが、湯山さんの曲を聴いていると、子供の頃の感情がかぶり、大変せつなく、ノスタルジックに、そして、あの大人からすれば無駄に(笑)うきうきした気分をも思い出したりします。

子供には大概ウケない三善晃さんのシブイ曲も最高ですが、湯山さんのおおよそ子供にしかウケなそうな曲もいいですね!ダブルアキラは最高です笑 この2人、似てないようでよく似ているのは、どちらもマイ・ワールド全開なところですね。(湯山さんのは一見そう見えないけれども、あれだけ子供になりきれるのは自分の中にリアルな子供の感情があるからだと思えるし、インタビューにも実際そう書いてありました。)

それにしても、湯山さんのとりわけ子供向きな曲は上手く弾ける気がしません。大人になってしまったということかな・・・
今回の、クリスタルなセレナーデは、綺麗な曲だったので、そうでもなかったのですが、ロマン派の難しさはありました。ロマン派は、とりわけ、細かいところが完成するまで曲に入り込めないつらさがあります。個人的に。しかし最近、細かいところが仕上がるまで全体を把握しにくい自分の性質に気が付いてからというもの、ロマン派が苦手だなと思うことはなくなりました。仕上がる直前まで把握できなくても、こんなもんか~と。
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